ある日僕がバイトに行くと、Dさんは大学受験用の参考書とかがビッシリ並んでいる本棚の奥から、おもむろに大きな紙袋を取り出した。
Dさんは僕の予想を大きく上回るほどの量の就活本をわざわざバイト先にもってきてくれて、しかも持ってきてくれた日に僕がバイトをドタキャンしたため、僕が来る日までバイト先の本棚に隠して置いてくれたのだ。
家に帰って紙袋を開けてみると、「SPIはこれで完璧!」「**業界のすべて」というような就活本に混じって、こんな本が混じっていた。
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ある意味、業界研究のカテゴリーに入るかもしれないが。。
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その時くれたやつは、ジャンプリミックスという再発本で、「よりぬきかよ! セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 春のつっこみ祭り編」というやつだった。一番最後のページで特別企画として、さまぁ〜ずの三村と作者が対談している、という訳の分からない本だった。
「就活なんて訳の分からないものだよ」というDさんのメッセージだったのかもしれない。
ちなみにDさんは僕と同じ大学出身で、下の名前は「マサル」だった。1年就職留年して、去年の春から不本意ながら故郷北海道で働いている。
特に体調を崩して寝込んでいるとき、僕は「島耕作」や「マサルさん」を読んで、Dさんを思い出す。教養とユーモアとやさしさに溢れていたDさんがなぜ就活に失敗したのか、僕は今でもわからない。
就活本、いる人いたらあげます。連絡下さい。
「島耕作」と「マサルさん」はあげません。



